2019/01/12 19:16
ダーチャの敷地内に鳥が種を落として芽を出してから12年ほど経ちます。
最初は何の木か調べても分からず、たぶん私が住む地域でよく見かけるハゼの木だと思っていました。成長が早く、樹形もこじんまりと収まらず、庭木には不向きなのでほどほど大きくなったら切り倒そうかと思っていました。
それから9年が経ち、実をつけ始めたころようやくムクロジだということが分かってきました。
石鹸の替わりになると聞いて興味がわいたのですが、水につけて手でこすってもさほど泡立たないのであきらめました。
昔の人はこれでなんでも洗っていたそうですが、さぞかし苦労していたのだろうなとその時は思っていたのです。今年は今まででいちばん収穫が多く、落ちている実を拾った友人が販売するように再三促してくれました。たしかにネットで調べると売られています。しかもそんなに安いとは言えない値段です。
エコロジーに関心がある人たちがさほど洗浄力もない自然の石鹸をけなげに使っているのだろうかとその時は思っていたのです。
それでも販売すれば生業の助けにもなるだろうと思い。少しづつソープナッツについて調べていくことにしたのです。
そうしているうちにこのソープナッツが実は我々が使っている石鹸・洗剤以上の効果と使い道があることがだんだんとわかってきたのです。
その違いに、わたしはなんとなく陰謀の匂いを感じずにはいられませんでした。
こういったことに詳しい人や興味のある人ならばすぐに察すると思います。
例えば医薬品業界などの巨大資本は自然界で有効な成分生み出す植物は色々な方法をつかって絶滅・根絶ないしは文献消滅や偽り情報の流布してきました。
その典型例が大麻草です。
幸い今日ではようやく認められ始め、全米では使用・栽培が解禁となってきました。
洗剤業界もしかりです。インドではその昔、みんなこのムクロジの実を洗濯に使っていました。ところが、外資系の洗剤会社がインドに入ってくると、人々に高額なお金を与えて木を切らせてしまったそうです。
その後、お店に石鹸が並ぶようになったのです。
最初は安くてありがたかった様ですが、だんだんと値段が上がって来るうちにムクロジの木がどこにもないことに後悔し始めたそうです。
ムクロジは温暖な地方ならば世界中で繁殖してます。
中国でも栽培してるそうですが、ある限られた地域である限られた流通経路で、しかも限られた市場にしか出回っていないと言うことを聞いています。
その点、台湾は違いますね。ムクロジ栽培が盛んなようで、煮出した液を発酵までさせて固形の石鹸にして販売する体制が整ってます。これが本来の中国文化の一品だと思います。
その点で日本を振り返ってみると、江戸時代までまともにムクロジを使っていたことが分かってきました。
しかし、文献は表に出ないようにされてきたようですね。教科書的には江戸時代の人々は米ぬかで洗っていた程度のことが一般に流布されています。
固形の石鹸が入ってきたのは明治維新以降なのでパターンとしてはインドのようにされて今日の様に完全に忘れ去られてしまいました。
日本の温暖な地域、関東以西でムクロジは育ちますが、私のすむ地域でもほとんど見当たりません。
わずかなお寺や公園・学校にあるだけで、本来痩せた土地でも育つので頻繁に自生が見られると思いきやほとんど見当たらないのです。
人々が忘れ去って数世代も経つので、芽が出てきても無用の木として刈り取られてきてしまったのでしょう。
さあ、今年から、私的にもこのソープナッツを手に入れた方にとってもムクロジの解禁になるたいへん喜ばしい年になりますよ~。
どうか、みなさん、種をまいて育てていきましょう。
お庭の無いご家庭はプランターでもいいし、お友達や知人に分けてもいいし、近くに森があれば人知れず目立たないところに行って植えておきましょう。
9年もたてば立派に成長し実をつけてくれます。未来の人類のためにも、地球やその他の生き物たちのためにも種を植えていきましょう。
ソープナッツの使い方ー基本編
【ソープナッツの使いみち】22を超えてゆけです。
1.洗濯
2.食器洗い
3.キッチン周りの洗浄
4.お手洗い
5.洗髪
6.メガネ拭き
7.ボディー洗剤として
8.浴槽の洗浄
9.入浴剤 として
10.トイレの洗浄
11.歯磨き・歯周病予防
12.ペットトイレの除菌・消臭
13.ペットの蚤よけスプレー
14.除菌・抗菌スプレー
15.アトピー・皮膚炎には炎症を押さえる
16.アトピーの方の洗濯や台所仕事(ゴム手袋が要らなくなります)
17.水虫による炎症を押さえる
18..育毛促進
19.脱毛予防
20.車の洗浄
21.窓拭き
22.植物の育成促進
販売はダーチャショップで行っています。 |
お洗濯の仕方(つけ置き洗い、手洗いの場合)
洗濯ネットに入れたまま、お湯又はお水のの入った容器に入れて、そのまま数分間浸け置きします。
また、ボトルなどにナッツを水やお湯と一緒に入れてシェイクすると軽く泡立ちます。 この液を浸け置き液としてご使用いただくと速いです。
液ごと、洗濯機に戻して洗濯して下さい。
洗濯が終了しましたら、洗濯ネットを取り出して、乾かして下さい。
※ 浸け置き時や洗濯機に入れる前に蓋の付いた容器に入れて、軽くシェイクして発砲させるとより効果的です!
※ 生地を選びませんので、デリケートな衣類(草木染め、シルク、ウール)も洗っていただけます。
お洗濯の仕方(ウェットスーツ・ライフジャケットの洗濯)
洗濯ネットに入れたナッツを、温水を入れたカップに入れて約5分浸します。
洗濯桶、もしくはバケツにその浸した液とナッツを入れ、約2〜3分スーツをかき混ぜます。 砂を落とすため、しっかりとすすぎを行うことをお勧めします。
普段通り、干して乾かします。
※ サーフィンに行く前に水の入ったバケツに洗濯ネットを入れて日光の下に置いておくと、戻ってくる頃には適度に温まっていてそのまま使用することができます。
お洗濯をする際の注意事項
初めてお洗濯する時には、最初に洗濯物を入れずに水とソープナッツだけで空洗いします。
ソープナッツのお洗濯は、洗濯物だけでなく、洗濯槽の汚れ(雑菌)も落とします。
この雑菌が洗濯物につくのを防ぐためにも空洗いして下さい。
洗濯機に洗濯ものを入れすぎないでください。
ナッツは、スペースが多く撹拌されやすいほど、より効率的に機能します。
ナッツを入れたまま、濡れた洗濯物を長時間放置した場合、洗濯物にナッツの色がつくことがありますのでご注意下さい。